大阪で社長や経営者向けの交流会を見つけるには、どのような方法があるのでしょうか。経営者として交流会へ行くメリットや、良い交流会の選び方なども気になるところです。
ここでは、大阪で開催されている交流会のうち、社長や経営者向けのものを探す方法や、交流会のメリットなどについて解説しています。交流会へ参加する際の注意点についても紹介していますので、経営に関するイベントや勉強会への参加について検討する際の参考にしてみてください。
大阪で参加可能な交流会には、以下のような種類があります。
異業種交流会とは、さまざまな業種の仕事を持つ人と交流を持てる場として開催される交流会です。
異業種交流会は、普段の仕事では知り合う機会の少ない業種に従事している人々との出会いを通じて人脈を広げたり、新たな仕事のきっかけにしたりすることを目的として開かれています。
ビジネス関連の交流会としてよく見かける交流会で、大阪でも多くの異業種交流会が日々開催されています。
異業種交流会とは異なり、同じ業種の人々に限定して開かれる交流会です。「同業種交流会」という名称よりも「○○業限定」といった形で開催されることが多く、士業やIT関連など、特定の業種ならではの話題や繋がりを求める人々が集う交流会となっています。
広くさまざまな業界から新しいビジネスチャンスを見つける目的で開催される交流会で、異業種交流会と変わらない内容であることも多いようです。
交流会のテーマやスタイルによっては「名刺交換会」「ランチ交流会」などと呼ばれるものもあり、カジュアルな出会いの場としても活用されます。
このように、各種ある交流会は「異業種」か「同業」か、あるいは「ビジネスパートナー探し」か「気軽に話せる仲間探し」といったコンセプトの違いによって、雰囲気が分かれるところがあります。いずれの交流会も、大阪では頻繁に見つけることができるでしょう。
大阪で社長や経営者向けの交流会を探す際には、以下の点を押さえておくと良いでしょう。
上記で挙げた異業種交流会やビジネス交流会は、ほとんどのものが30代~40代の会社員が対象となっています。
営業担当者の売り込みの場として使われることもあるほか、合コン的な要素のある交流会などもあるため、目的に合った趣旨のイベントかどうかについては事前に確認した方が良いでしょう。
経営者同士の横の繋がりを見つけたいなら「社長限定」といった制限のある交流会へ参加すると良いでしょう。
どの程度の規模でビジネスをしている経営者が集まるかは、交流会の開催場所や参加費用によっても異なります。
小規模にビジネスを営む個人事業主やフリーランスであれば、どの交流会へ参加してもそれなりに人脈が得られる場合もありますが、中小規模で会社を経営している社長クラスの場合、参加費5,000円以上の交流会に参加した方が経営者仲間を見つけやすいでしょう。
交流会のみの募集へ申し込んで参加するだけでなく、経営塾や経営セミナーなどの勉強会でも、受講後に交流の場が設定されているものもあります。
志を同じくする経営者同士が集まっているのはもちろん、通常の出会いよりも学びの場で獲得する出会いは話題も作りやすく、利害関係もないため良い関係が構築しやすいメリットがあるのでおすすめです。
社長や経営者、起業家向けの交流会へ参加する際の注意点として、以下を参考にしてください。
交流会へ参加を申し込む前に、その交流会のコンセプトや対象者の条件といった概要は必ず目を通すようにしましょう。
若い会社員の参加者ばかりで、経営に関する課題や悩みなどが共有できなかったり、社長や経営者というだけで営業トークに終始されてしまったりする可能性があるからです。
また、参加費用があまりに安価な交流会の場合、参加人数が多くても名刺の交換に終始しているようなケースも多く、人脈に繋がる良い出会いが見つからない場合もあるため注意が必要です。
「経営者限定交流会」「新しいビジネスの機会が作れる」と謳いながら、蓋を開けたら投資詐欺やマルチ商法への勧誘イベントというケースもあるため、これも注意が必要です。
参加費無料~数百円など参加へのハードルが低いものや、逆に数万円の高額な参加費用の交流会は、安易に申し込まずに詳細を確認することをおすすめします。
主催者の情報をネットで検索してみる、過去の開催実績を調べるといった方法でクレームや被害者の声などがないかをチェックしましょう。
うっかり参加してしまった場合、少しでも怪しいと感じたら深入りせず、できるだけ早い段階で退散することが大切です。
大阪で中小規模の経営者が参加する交流会は、以下のようなものがおすすめです。
交流会を開催する主催元には、会場を押さえて参加費を集め、イベント自体で利益を出すことを目的としている場合と、イベントで集まった参加者に対して営業や売り込みを行うことを目的としている場合に大きく分けられます。
後者の方がビジネスの話になりやすいですが、必要のない商売に巻き込まれるリスクがあるのも事実です。
しかし、経営計画や事業サポートなどの実績が豊富な専門家が開催した勉強会や経営塾で参加できる交流会であれば、ビジネスについて学び成長の機会とすることが目的となります。そのため、人脈を広げる大きなチャンスとなりやすいでしょう。
専門家が入ったセミナーや勉強会に伴う交流会であれば、経営に関する質問を投げかけることもできるほか、有意義なアドバイスが得られる場合もあるでしょう。
「現在経営について悩んでいることがある」「どうすればいいのか相談に乗ってほしい」といった悩みは、経営者仲間へ相談するよりも、解決する術に長けたプロへ相談するのが近道です。
同じように、経営者として成長したいと考えている仲間を増やし、励まし合いながらプロの指導も受けられる場として、経営サポートに強みを持つ税理士事務所主催の交流会は社長や経営者に最適といえるでしょう。
大阪では、異業種交流会やビジネス交流会など、多くの交流会が盛んに開催されています。しかし、その多くは30~40代の会社員をターゲットにしていることが多く、経営者限定の交流会もあるものの、中には悪徳な業者が主催している可能性もあるため、参加には注意が必要です。
良い交流会を見つけるためには、参加費が安過ぎたり、逆に高過ぎたりする交流会は避け、申し込み前に概要をよくチェックするといった対策を取るほか、経営サポートに強い税理士事務所主催の経営塾などへ参加するのも1つの方法です。受講後に交流会が開かれるものもあるため、同じような志を持つ経営者との繋がりが得られるだけでなく、専門家からのアドバイスも受けられるため、機会があれば参加してみてはいかがでしょうか。