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経営計画・事業計画

経営計画と事業計画との違いは?作成方法やメリットも解説!

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塩谷宣弘
この記事の監修者
Actvision税理士事務所
塩谷 宣弘 ( しおたに のぶひろ )
1981年11月生まれ、大阪府豊能郡在住。大学卒業後、「KPMG税理士法人」に勤務し、その後父親の事務所である「税理士法人SHIOTANI KAIKEI」の代表社員として所属。2014年8月に「Actvision税理士事務所」として開業。

設立した会社のビジネスに関する計画を作成しようとする際に「経営計画」と「事業計画」の2つを耳にすることがありますが、この2つには違いがあるのでしょうか。また、会社として経営計画を作成することには、どのようなメリットがあるのでしょう。
ここでは、経営計画と事業計画の違いや計画作成のメリットなどについてわかりやすく解説しています。経営計画がうまく作成できない悩みを解消する方法についても触れていますので、経営についての知識を深める際の参考にしてください。

目 次 arrow

経営計画と事業計画はどう違う?

まずは、経営計画と事業計画にはどのような違いがあるのかについて解説します。

事業計画は経営計画の中に含まれる

事業計画は、経営計画のうち事業に関する計画の部分を指して呼ばれるのが一般的です。逆に言うと、事業計画にプラスして会社の経営理念やコンセプトまで含まれるのが経営計画と言えます。

経営計画と事業計画が同じ意味で使われる場合も

とはいえ、経営計画と事業計画が同じような意味で使われることも珍しくありません。特に中小規模の会社の場合は、事業計画と呼ばれる経営計画や、その反対のパターンなども存在します。
経営計画や事業計画を作成しなくても起業することは可能なため「作成自体したことがない」という経営者の方も少なくないのです。

経営計画の概要

経営計画とはどのようなものになるのか、以下で改めて確認してみましょう。

経営計画は長期・中期・短期の3つに分けられる

経営計画は、スパンによって1~3年間の経営に関する計画を作成する短期経営計画と、3~5年間の計画を作成する中期経営計画、5~10年間の計画である「長期経営計画」の3つに分けられます。
それぞれの経営計画の概要は以下の通りです。

長期経営計画

5年後から10年後の経営がどうなっているか、どうなっていたいかの計画を作成します。細かい数字や厳密な計画を立てるというよりも、会社としての目標や経営者の思い、会社の社会的な存在意義など、長期的に達成したいビジョンを明確にするのが長期経営計画作成の目的です。

中期経営計画

中期経営計画では、長期経営計画で作成したビジョンを実現するために、3~5年間でどういった営業活動をするかの計画をします。
中期経営計画では、長期経営計画より具体的な数値も考えていきます。出店数や出荷数、売上目標などについて、現状とのギャップも考慮しつつ計画を立てることが大切です。

短期経営計画

中期経営計画で作成した計画を、1~3年間でどのように実現していくかについて計画します。
実際の業務や日程、予算や納期など数値化するべき部分が多く、スケジュールもより具体的で細かな内容となるのが一般的です。
短期経営計画は、更に1年を半分に区切る半期、4つに区切る四半期、月ごとの月次計画と刻んで計画していく場合もあります。

中期経営計画の作成が重要となる

中期経営計画は、3つの中でもっとも重要な経営計画となります。中期経営計画がしっかりと立てられるかどうかで、短期への落とし込みや長期目標の調整への影響も決まることが多いものです。
専門家へアドバイスを求めたり、経営計画のワークショップなどへ参加したりする際は、中期経営計画の立て方について学べるプログラムを選ぶとよいでしょう。

事業計画の概要

事業計画の概要についてもわかりやすく解説します。

事業計画では具体的なキャッシュフローも作成される

事業計画では、長期・中期・短期経営計画で設定した目標を実現するにあたり、どの程度の予算が必要か、その事業によってどの程度の収益が見込めるか、といった具体的な数値について計画していきます。
事業計画では、以下のような数値計画を作成するのが一般的です。
・損益計算書
・貸借対照表
・キャッシュフロー計画
・融資計画
・債務償還計画

上記に関する数値を予測して作成し、経営計画がどの程度実現可能かを具体的にチェックすることができます

融資申請の際には事業計画が重要となる

「畑にどんな種類の野菜をどのくらい植え、収穫するか」などを決めるのが経営計画とすれば「畑の地代、苗の仕入れ代、出荷販売の売上利益」などを予測するのが事業計画ということもできるでしょう。
各種金融機関へ融資申請などをする際に、事業計画が重要視されるのはこのためです。

ただ、事業計画だけでビジネスの魅力を多くの人に伝えるのは難しいでしょう。経営計画だけでも、絵に描いた餅となる可能性もあります。経営計画と事業計画の双方がしっかりと作成できることが大切です。

こうした点を踏まえたうえで、事業計画を含む経営計画を作成するメリットについて、更に詳しく見ていきましょう。

経営計画を作成するメリット

経営計画を作成するメリットには、以下のような点が挙げられます。

外部からのサポートを受けやすい

しっかりと作成された経営計画は、事業の魅力を外部へ訴えかける際の強力な武器となります。
融資や助成金、補助金などの申請時書類として説得力があるのはもちろん、ビジネスパートナーや新規顧客を獲得する際にも有効です。

会社に適した人材が集まる

経営計画で作成した理念や概要は、事業の魅力を外部へ伝えるのに役立ちます。そのため、採用求人でも人を集めやすくなるでしょう。
どのような人材が欲しいか、将来どのようなポジションで活躍できるかなど、経営計画ができていれば、採用したい人物像も描きやすくなります。

経営に迷いがなくなる

「本当にこれで大丈夫なのか」「このまま続けていてもよいのだろうか」など、事業を進めていくと迷いが生じることも少なくないものです。
漠然と始めたビジネスの場合、問題が発生すると立ち止まって悩む機会も多くなりますが、長期から短期に渡り作成した経営計画があれば、そのスケジュール通りに進めるのみとなるため、無駄に迷うリスクをかなり抑えることができるでしょう。

強い組織が作れる

経営計画によって明確になった会社のビジョンは、社内で共有することによって、団結力のある強固な組織作りにも役立ちます。
経営者が実現しようとしていることへの疑問や誤解なども少なくなり、同じ目標に向かって一丸となることができるでしょう。

新しいアイデアが生まれやすい

現在進めようとしている事業についての経営計画を作成していく中で、事業の問題点や改善点に気づける点もメリットの1つです。
問題を解決するためにはどうすればよいか、どこを修正するべきか考えていると、これまでにないまったく新しい構想が浮かんでくることもあるでしょう。
経営計画は事業を発展させたい時だけでなく、行き詰まりを感じている時に作成するメリットも大きいのです。

経営計画を作成するにはどうすればいい?

経営計画の作成で最大限のメリットを得るためには、適切な作成方法を知っておく必要があります。
これまで経営計画にタッチしたことがない方や、過去に作成した計画を改善したいと感じている方は、専門家が主催するワークショップなどへ参加するのが近道です。
事業計画の支援実績が豊富な税理士事務所なら、事業計画も含めた経営計画の作成方法を最短で学ぶことができるでしょう。

まとめ

経営計画とは、会社のビジョンや事業概要も含めた事業運用の全体計画を指します。経営計画は長期・中期・短期の3つに大きく分けられ、その中に事業計画も含まれます。
経営計画の中でも、中期経営計画をしっかりと作成することが重要となるため、セミナーや経営塾などに参加してノウハウを学ぶのがおすすめです。
外部からのサポートが受けられ、求人採用や組織作りにも役立つ経営計画を作成して、激動の時代を乗り切っていきましょう。

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